マイクロデータセンター

パソコンは一家に一台といわれた時代も終わり家庭に複数のパソコンが置いてあるところも珍しくなくなってきたのではないでしょうか、片方のパソコンのファイルを転送するのに外付けHDDを付けたり共有フォルダを設定したり、あげく同じファイルが存在してどちらが新しいファイルか分からなくなったりと複数台のパソコンを使うと出てくる煩わしいことはNASで全部解消できたのですがこの頃新しい問題が出てきました。
今使用しているNASはバッファローのLS-XH1.0TLです、製品の型番のとおり1TBの容量で高性能なCPUを搭載しているので実測値で比較したところUSB2.0の外付けHDDより転送速度は速かったという実績をもつ機種です。

転送速度には満足しているのですがこの頃LS-XH1.0TLの空き容量がかなり減ってきました。
原因は作業用パソコンのWindows 7 Professionalで使用しているHDDイメージのバックアップ機能です、毎週1回定期的にHDDをイメージ化してNASにバックアップしているのですが動画コンテンツを扱うことが増えてきたため作業用のパソコンのHDDを占有し結果HDDのイメージファイルのサイズが大きくなって保存先のNASの空き容量を圧迫しているという状態になっています。

他にもファイルをそこに保存して複数台のパソコンから同時に見れるようにしていたり、作業中のファイルを毎日バックアップしたりと家庭内データセンターのような役割となっています。
前に空き容量が減ってきたときはNAS内のデータをBD-Rに焼き付け整理したのですが結局HDDイメージは日々大きくなって結果1TBの容量も残り200GBを切ってきました。

まだ100GBあるじゃない!と考えることができればいいのですが余裕がないと気持ち的に落ち着かないので対応策を検討してみました。

NASをもう1組購入

メリット
HDDのイメージを転送している時はNASのパフォーマンスが低下してファイルを開いたり保存する場合はいつもより時間がかかるがこの場合だとデータ用とバックアップ用に分けられるためパフォーマンスの低下が避けられる。

デメリット
NASと外付けHDDが各1台づつ必要とコストがかさむ

コメント
今使っている機種の後継機LS-VLシリーズが結構気になっていたり

外付け・内蔵HDDを購入

メリット
SATA(外付けはeSATA)で転送すれば書き込みはNASより高速なのでバックアップ時間が短縮出来る
バックアップ時のNASのパフォーマンスは低下しない

デメリット
HDDが2台必要でソフトでファイルを同期させる必要がある
内蔵時は電源の余力とスペースに注意

コメント
効率的には一番スマート、コストもHDDを内蔵してしまえばケースが必要無いので低コストで収まる、幸い使用しているケースがフルタワーで電源も650Wだから問題なし
でも夢というかロマンを感じない

NASのHDDを交換する

メリット
この選択肢の中では一番低コスト

デメリット
メーカーサポートが受けられない
ある程度の知識が必要
バックアップ時は今まで通りパフォーマンスが低下


で、デメリットが多いNASのHDDを交換する予定ですがこの選択肢を選んだのは単純に探求心からです、実際に今まで使ってきたNASもHDDが交換できる情報を得ていて、LS-XH1.0TLを導入する前に使用していたHS-DHGLは友人に譲った後友人自らHDDを交換していました。
最悪HDD交換ができなくとも作業用のパソコンに内蔵して使用することもできるので買ってきて無駄になることはないでしょうし。

Seagateはこの前の件で論外、HITACHI製は他社のHDDに比べスピンアップに必要な電力が高く(Seagateはもっと高い)DELL等の電源事情が厳しいパソコンだとWestern DigitalのHDDだと起動するがHITACHIのHDDだと起動しないという現象がいくつかあったので同じように電源事情が厳しいNASもWestern Digitalにしようと考えています。

ざっくり調べてみたのですが交換用のHDDはWD20EARSで決まりそうです、NASのバックアップ用にNASに付けている外付けHDDも交換する必要があるので2台同時購入です。

早ければ今月内にNASのHDD換装手順を徹底レビューできると思いますのでご期待下さい。